約 1,209,901 件
https://w.atwiki.jp/teamsatisfaction0/pages/2.html
メニュー 鬼柳京介とは ページ案内所 設定資料集 鬼柳京介のグッズ 鬼柳京介のデッキ タッグフォースの鬼柳さん 雑談所 満足お絵かきルーム 満足過去スレ保存庫 リンク @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/506.html
「ふあぁ~……ぁふ」 ついつい大欠伸を洩らしてしまうのも仕方ないやな。 ほんの数時間前、親父に付き合って二年参りに行ったばかりだ。 あの外見に違わず家長として家内安全無病息災の験担ぎを大事にする人であり、今年はおそらく俺や桐乃が無事に受験に臨めるようにという祈願もあったのだろう。 特に誘いがあった訳ではないんだが、同行することにした。 結果、元日で普段より大分朝が遅いってのに、やたらと欠伸が出てしまう。なんだかな…… 家族全員の失笑を買いつつ、餅と雑煮を食べ、こうして二度めの初詣?に出掛ける俺だった。 というのは、正月早々赤城からメールが届き新年の挨拶がてら初顔合わせという趣きらしい。 麻奈実も誘ってくれと頼まれ電話してみたはいいものの、今年は和菓子屋のがいつになく好調で今日は時間を取れないと言う。 後で改めて俺の方から挨拶に行くべきか…… ほんの少しばかり残念さを覚えながら指定の待ち合わせ場所へ歩を進める。 「よう高坂、あけましておめでとう!」 「あー、おめでとう。今年もよろしくな」 知れた仲ならではの簡潔な挨拶を済ませると、赤城が続けてきた。 「気のせいか今日は張りが無くね? 風邪とか、それとも朝の冷えが腕に響いてるとか?」 こいつに心配されちゃ世話ぁない、寝不足のいきさつを白状する。 「そういう赤城は随分ハツラツとしてるようじゃないか。 まさか、俺と会うのが楽しみで…とかいう気色悪いオチは聞かんぞ」 不意に瀬菜的な発想が浮かび、悪質な冗談を否定するべく口走ってしまう。 「いやいや瀬菜ちゃんじゃあるまいし。高坂、お前こそ大分染まったな」 どうやら自爆のようだ。不覚…… その瀬菜はこれから友達と合流して初詣に来るらしい。 よもや友達とやら腐ったメンバーなのではと疑念に捕らわれるが、敢えて言葉にはすまい。 赤城は先発隊として焚き上げや破魔矢の買いつけを任されたそうで。 シスコン大王たるこいつにしてみれば、そんな頼まれごとさえ嬉しいのだろう。 「そういやぁ、田村さんは一緒じゃないのか? 妹さんも?」 当然のごとく赤城が訊ねてきたので、二人の不参加の事情を伝える。 麻奈実のは斯々然々。 桐乃は、何か思う所があったのか、今朝になってお袋にお節の作り方を習うんだと言い出した。 お袋のお節料理は本人いわく「大半が適度に手を抜いてる」割には美味いもので、どうやらそこらへんに触発されたように思われる。 「初詣自体は、振袖着ていくの楽しみにしてるし、何だかんだで俺は今日明日中にもういっぺんここに来るんだろうよ」 そう苦笑をしてみると、奴はしたり顔で、 「高坂、お前のシスコンぶりも変わらないな。仲睦まじいようで何よりだ」 などと勝手に納得しやがる。 違うから。赤城兄妹同様の仲じゃなく、俺のは単に妹の我が侭に付き合わされるだけで…… そう返すところの筈が何故か思い止まっちまった。去年なら言い切ってただろうに。 近頃の俺と桐乃はというと―― なんとも落ち着かない思いに耽るうち、懐の携帯が着信を告げる。 ディスプレイには加奈子の名が表示されていた。 出来すぎだろうこのタイミングは。 「京介ー、こっちこっちー」 年が明けてもチンチクリンな加奈子が人混みの向こうで力強く手を振るのが辛うじて見えた。 まあ、年越ししたからってグンと背が伸びてたら怖いな。明晰夢を疑うこと間違いない。 赤城にも協力してもらい、ちょっとしたラッセルで掻き分け掻き分け距離を詰める。 「あけおめ~。初詣に来たからよ、折角なら一緒にと思って桐乃に電話したら丁度出たところだって」 なるほど、そゆことね。 聞けば事務所の仲間との初詣を済ませたところとか。 用事があってあやせやブリジットは先に別れたそうで、特にブリジットは加奈子と離れるのを渋って今しがたまで相当ゴネてたらしい。 「そりゃあ、ありありと想像つくわ。俺も機会があえば年賀の挨拶はしたいし。 あやせたんとは……桐乃が連絡とった時にでも会えるか」 「『たん』とかマジきめぇ。自重しろ自重。 ンだよ、加奈子じゃご不満ー?」 会ったばかりで早くもむくれてしまった加奈子の機嫌を直すべく、習慣的にどう宥めるかの手立てを思案していると、 「あのさ、そろそろ俺にもこちらのおちびちゃんを紹介してくれ。高坂んちの親戚の子だったり?」 赤城が待ちかねたように話しかけてくる。 いかん赤城、いま口にしたのは禁句「ぐはっ!?」 「誰がチビだっつーのっ……ざけんな」 これでも気にしてんのに、とか呟く加奈子の気持ちはわからなくもないが。 普通に疑問を聞いただけでトーキックを見舞われ悶絶する悪友には同情を禁じ得ない。南無三。 「お前、俺の連れ相手に、それ抜きにしても初対面なのに手が早すぎだろう……」 「初対面で無礼なのはソイツじゃん、手は出してないし」 見苦しく言い訳する加奈子。 駄目だこのガキ、たまにはお灸を据えてやらんと。 「痛ッ、痛いって! 離せバカ! 卑怯もん!!」 ぎゃあぎゃあ喚く加奈子の髪を引っ張り、一方で暴れる手足に倒されないよう身をかわす。 髪を掴んだまま下手にバランスを崩すと危ないもんな。 ジタバタと足掻き疲れた加奈子がようやく観念したころ、こちらも手を離し解放する。 「お………女の……髪は……命って……知んないワケ……」 フゥフゥと威嚇する猫のような息を漏らし、目の端に涙を浮かべて睨み付けてくる。 ちとやり過ぎたか、と内心では反省しつつ、 「なーにが女の命だ。あの程度の悪意ない一声で癇癪おこすお子様は、相応の罰受けて当然だ」 ここで怯んじゃいかん。 たとえコイツが俺に求めるものと違ったとしても、憎まれ役を果たしてやらないと。 自分に懐いてくれる子に辛辣な言葉を投げ掛けるのは正直かなり抵抗ある。心が痛むよ、だが…… 「そんな恨めしそうな目で睨んでも俺からは折れないぜ。 憎らしく思われようが、嫌われようが、子供の間違いを諌めてやるのが年長者の務めだかんな」 俺たちの間の緊張した空気に耐えかね、赤城が仲裁の言葉を探す素振りを見せたとき、 「……わかった」 苦りきった顔で加奈子は言い、続けて赤城にゴメンと謝った。 しおらしい様子にほだされたのか、赤城のやつ「泣かすほど怒るこたぁない」と責めやがる。 うるせ。俺だって泣きたい気分ですよ? 凹みかけていると、加奈子が不服げを隠さず言い募ってくる。 「でもやっぱ糞マネ、京介は卑怯もんだ。あんなの、ねーよ」 髪のことだろうか。力加減はしたつもりだったけど。 あの対応を悔やむまいにしろ、肉親でもない俺がこいつを傷つけてまで説教する筋合いは無い。 「髪、痛むか……力ずくってのが大人気なかったのは悪いが」 「違うって」 途中で俺を遮り、 「あんたが加奈子のこと本気で叱ってんのに、嫌えるワケないし。 だからああいうのは、卑怯なんだって」 苦心の選択はきちんと受け止めてもらえたようだ。 根は素直なやつでよかった。 「あんたのお節介も大概だよね。マネージャーの時もそうだったけど、こういう風にガチで向き合ってくれる奴のがアタシには必要なのかな……」 場に似つかわしくない真っ直ぐな視線を寄越す加奈子。 俺は思わず胸に迫るものを感じて、うまく言葉にできない。 それは数秒か数分だったか、赤城がまたも耐えかねて「お前ら俺のこと忘れないで」と横槍を入れるまで二人はただ向き合っていた。 一悶着が収まり、改めて赤城に加奈子の紹介などしていると ややあって今度は赤城の携帯に着信があった。 案の定その連絡は瀬菜からで、すぐこちらへ向かえなくなったので合流場所を変更したいとの旨 赤城のやつは「急で悪いな」と挨拶もそこそこに手荷物を抱えて、混んでない出口を探す。 「自慢の妹によろしくな。また何かあればメールする」 投げかけた言葉に軽く手を挙げて参拝客の間を縫うように去っていく後ろ姿を見送った。 呼びつけをくらったにもかかわらずやけに楽しげな様子が、理解に苦しむところだ。 「見ての通り、妹煩悩っぷりが少々イタイが、基本清々しくていいやつさ」 そう言って我が悪友の加奈子への紹介を締め括ろうとするや、 「それをあんたが言う? 兄馬鹿っぷりは似たり寄ったりなんじゃねーの?」 などと宣う。ハハハこやつめ。 事実無根を訴えたい。何を根拠に… 「だってよぉ。桐乃から聞いた感じだと京介こそ 妹が好きで仕方ない、妹の頼みは何だかんだ言っても聞く、妹と離れると寂しがる、なんだろ?」 ……あ、あんにゃろう。 そう言われてしまえば、シスコンを自認しつつある俺としては否定できるわけがないんだが そこらへんの事情を知らない友達に吹聴して回るこたーないんじゃないか。 桐乃のやつは何のつもりで兄の恥態を晒したりすんのかしら… 妹様の動機と、俺の社会的信用の失墜とに頭を悩ませていると 「まー、つい話して聞かせたくなる気持ちはわかんなくもないけどね」 ほど近くのお焚き上げの方向から舞い上がった灰が飛来した。あと、あたりめの匂いも。 風に乗って届いたそれらを意識の片隅にとらえて問う。 「わからなくもない、というと?」 「どんだけ自覚してたかは知んないよ。たぶん桐乃は自慢したかったんでしょ。 自分のこと凄い気にかけて、愛してくれてる兄貴をさ」 愛して、って……。 突然耳に滑り込んだ衝撃的な響きに思わず絶句する。 「『聞いてよバカ兄貴ったらさぁ』とか言ってあんたの話する桐乃ってば、 さっきの、赤城ってったっけ?あんたのダチと同じよ~な顔してたし。 カレシをノロケるバカップルの片割れかって、正直ウザく思うこともあったりした」 妹の周りでの俺の評は既に赤城に引けを取らないレベルのシスコンです 本当にありがとうございました……残念ッ! 「え~と、とにかく。京介が思うほど、あんたのソレは恥ずかしがるばかりじゃないってコト」 そういうものかね。 他でもない当の桐乃に恥ずべきシスコンというからかいを受けすぎたせいか どうも俺は妹相手にあるべき距離を保てない、兄妹離れから遠い関係に落ち着かなさを覚えるんだが 「アタシからしたら、あの日『糞マネ』が」 ふと語りを止めて加奈子はほんの小さな笑いを挟む。 「さんざん話に聞いた桐乃の兄貴だったってわかって、すげー納得っていうか…… あぁ、そういう事なら桐乃がお馬鹿になるのも頷けたっていうか」 お、馬鹿とか言っちゃったよこいつ? 人の妹を、よくまぁ。 それを言ったらお前も大したお馬鹿だろうに、と喉まで出かかった台詞を飲み込む。 言えば俺も含めて愚にもつかない馬鹿ばかりという実態が哀しくなりそうでな 「別にあんたみたいな兄貴がほしいってんじゃないのね。 ただ近頃は桐乃のこと羨ましく感じたりもしたから… アタシもいつの間にかお馬鹿になっちゃったかーって、思う」 桐乃とおんなじに。 そう付け加えて、加奈子は一息ついた。 「京介はどう思う、こんな話聞いてさ。 我が侭で世話のかかる妹分が二人になって面倒が増えるとか。当たり?」 こいつにしては珍しい婉曲的な物言いをする。 そうだな、面倒が増えるに違いない予感はある。 「うーむ……あたり、めでも焼きに行かないか」 それから俺たちは、炙ったあたりめをどう食い進めるのがうまいか意見を戦わせたり、 餅つきに参加して甘酒を振る舞われたり、 参道から外れた入口辺りの屋台を冷やかしたりする。 二人とも文字通りの意味での初詣は済ませているとはいえ、 こういった楽しみを味わえるのは正月ならではと実感された。 「さて、帰る前に形だけでもまた拝みに行っとくか?」 何の気なしに訊ねてみたところ、頓狂なものを見たような顔を向けられる。 「なに言ってんの。そんな次々願い事したらご利益減っちゃうじゃん」 ご利益ねぇ。 神仏に何かを叶えてほしいと切に祈願してるでもない俺としては、 こいつが神頼みを当てにするタイプだというのが新鮮に思える。 いや、神頼みに限らず、大抵の女子はこういう願いをかける類いに思い入れる傾向あんのか。 「それもそうだ、やめとこう」と無難に返事して神社めぐりは切り上げとなった。 加奈子が桐乃にも会っておきたいと言い、例によって家へ寄ることに。 コンパスの違いがあるのでやや遅めに歩く。 しばらくは何を話すでもなく、話題のひとつも振るべきかと気になり出したとき 「なぁ、ちょっといいか」 おずおず…といった風に下から声がかかる。 加奈子は正面に向いたまま、心持ち俯くように続けた。 「こないだのさ、アレ、桐乃がやってたみたく…してみていい?」 この間ってーと……何だっけ。俺が思い出せないままでいると、 「ん~」とでも言ってただろうか、肯定の合図にとったらしい加奈子が横から上着を摘まんだ。 それのことだったか。 ちんまいコイツがやると桐乃と違って微笑ましいんだが、 自分でしといて桐乃以上に恥ずかしがってる様子に当てられ、むず痒い事この上ない。 「普通に手ぇ繋げばいいだろ。ほら」 「うぇ、ちょっ」 年下のガールフレンドと手を繋ぐくらい普通普通と思い聞かせ、手を取る。ままよ! 「加奈子、おまえ随分手が冷えてんな。今日そんなに寒いか?」 照れ隠しに気付かれないよう聞いてみる。 「う~、わっかんない。 けど……京介の手は温かいよ」 それきり両方口を閉ざしたまま家路を辿る。 何か喋るようせっつかれるかと思ったが、杞憂のようだ。 これなんてエロゲ?って思考がちらつくのを努めて振り払う。 いやいやいや。エロゲに限らないし。冷静に、KOOLになれ。 こんな時は素数を数えるんだ…… 変に意識しまくりなのがバレないか必死な俺である。 我が家の門が視界に入ると、加奈子がスルリと手を離す。 「このままってわけにいかないっしょ。惜しいケド」 そ、そーですね。 家族に大仰なリアクションされても困るもんな。 そう言うと、加奈子も苦笑を浮かべた。 玄関をくぐってただいまの声を発した途端、居間の方からドタタ…と誰かさんが駆けてくる。 そいつは体当たりするような勢いで俺の手に抱きつき開口一番に叫ぶ。 「遅~い!!兄貴どこほっつき歩いてんのっ」 妹のあまりの敏捷さに、連れはどうやら面食らって、唖然としている。 「あれ、加奈子も一緒だったんだ? あけましておめでとう」 「あけおめー。てゆーかいくら家ん中でもソレは…ヒクわぁ」 さもありなん。 「あーヤダヤダ。元日から見せ付けてくれちゃってさー」 加奈子は呆れのポーズを強調した。 しかし、ちょっと考えれば解る。桐乃のこれは見せつけとかではないんだ。 俺が帰宅するや否やなんだから、加奈子の目の有る無しは関係ないわけで…… 最近だいぶキャラ変わってきてんのね、コイツ。 「なにそれ、そんな言うなら加奈子もくっつけば? 兄貴イヤがったりしないよ?」 断定すんのかよ。せめて推奨はしないでくれ。 ニヘへ~としながら俺にまとまりつく桐乃を一瞥、ぐぬぬ…って顔をした加奈子は 一時迷いを見せた後「やったろうじゃん」と反対の腕に絡む。 こんなんで対抗意識燃やすなと言いたいのは山々だが、聞きやしないだろう。 こうして俺たちの新年は騒々しく始まったわけさ。先が思いやられるっつーの。 終
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/187.html
681 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/14(金) 13 43 52 ID f23A8Tck0 [2/5] 「ん・・・・・・?」 エロゲを返しに来たついでに招き入れた兄貴が、 あたしの部屋の床のある一点を見つめる。 またもの拾いの発作が始まったのか、と高をくくっていると、 兄貴がそのブツを拾い上げた。 「手紙・・・?」 その単語を聞くや否や、あたしの体は強張りついた。 饒舌に妹エロゲのすごさを語っていたあたしの口はパクパク空を切った。 「何々・・・・・・?いつか、あたしの、おもいが、とどきますように・・・? To 京介?」 デリカシーのカケラも無く読みやがった! 「読まな・・・・・・あ・・・・・・」 顔が火照って死にそう!お父さん、お母さんやあやせたちだとごまかしが利いたのに、 よりにもよって本人に朗読されるとは・・・・・・。 「お前・・・・・・」 兄貴が口を開く。もうどうにでもなれ・・・・・・。 「俺と同じ名前の奴が好きなのか」 は?こいつの発言はあたしの予想の斜め上以上を行っていた。 「まあ、その、なんだ・・・・・・。好きになった奴に罪はない。好きになったお前にも罪は無い。 だけど、少し、紛らわしい、と俺は思う」 何言ってるのこいつ。 そう思ってるとなんか無性にイライラしてきて―― 「この"京介"はあんたの名前だアアアアアアアアア!」 何故か叫んでいた。 叫んだあと、自分の失態をすぐに理解し、紅くなっていたあたしの顔はさらに熱を帯びて、鼻血が出てきて・・・・・・。 「おい、大丈夫か?」 目を開けると天井と兄貴の顔が。 「あれ・・・・・・?あたし・・・・・・?」 「お前・・・・・・いきなり叫んだと思ったら鼻血出していきなりぶっ倒れて、俺も訳わかんねぇよ」 「おかしいと思う・・・・・・?」 「何がだ?」 「あたし、これ以外にももっと手紙書いてるの」 「そ、そうなのか?」 「うん。いつになるかなぁと思ってたんだけどね。今日、"文(ふみ)重ねた言葉"があんたに通じてよかった」 まだ頭がのぼせてるのか知らないけど、このときのあたしはあたしじゃなかった。 いや、あたしなのはあたしなんだけど、なんと言うか・・・・・・プライドが無いというか・・・・・・。 「しかし、俺はこの手紙しか読んでいない。だからお前の他の手紙に何を書いてるか俺は知らない」 そう・・・・・・だよね・・・・・・。まだまだ恥ずかしいけど他の手紙も出してこなきゃ・・・・・・伝わらないよね。 そう諦めていた。 「だが、今まで"積み重ねてきた言葉"で、なんとなくだが、他の手紙に書いてる内容も・・・・・・本当になんとなくだがわかる気がする」 「兄貴・・・・・・。」 二人してひと時を見つめ合う。 そして二人して視線を外すためにドアの方をゆっくり見ると、 お母さんが立っていた。 -------------
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/509.html
「思えば先輩と二人で話すのは随分と久しぶりね。ここへ来るのは尚更」 俺高坂京介が後輩であり友人でもある黒猫こと五更瑠璃と、この校舎裏を訪れるのは半年ぶりにもなる。 思い出深いには違いないが…ここで最後に交わした会話が会話だったため、自然と足は遠のいていた。 あの夏の日。彼女が精一杯に投げかけた呪いは今も生きている。 たとえそれが彼女の望んだ形で結実しなかったにせよ 「そんな暗い顔で黙り込むのはどうかしら、先輩?」 「あ、あぁ。悪い。このシチュエーションが何ともな」 俺がつい正直な気持ちを吐露してしまうと、黒猫は珍しく目を細めて苦笑った。 「貴方がナイーブになってしまうのも理解できるけれど。私は悪くない気分よ。不思議と」 「そいつは、なんでだろうな」 「そうね…言えばまた貴方を困らせてしまうのかもしれないけど。 先輩への気持ちが、あの時と変わらず、小揺るぎもしていないと実感されるから。というのはどう?」 「…ロマンチストだな、黒猫は」 「恋をする人は誰であれロマンチストになる、みたいな文言が昔の小説にあった気がするわ」 春まだ遠い季節を感じさせる一陣の風が吹く。 その風に乗って今にもフワリと宙に舞いそうな、妖精じみた軽妙さをもって黒猫は続けた。 「そろそろ話とやらを聞かせてもらえる? 此処でないと駄目って話じゃないなら、正直屋内に戻りたいもの」 昇降口まで引き返してもいいんだが、果たして彼女が俺の報告を冷静に受け止めてくれるだろうか? といった旨を遠回しに伝えると、 「愚問ね。聞きもしないうちから何ともコメント出来ないわ。勿体ぶるのはやめて頂戴」 アッサリ切り捨てられてしまった。 確かに…いつまでもウダウダと足踏みしてるわけにはいかないんだ。 俺の手前勝手で、恐らく黒猫にいつかと同等の落胆を強いることになるだろうが。 気が重いからって後延ばしにしても仕方がない。決めたんだ、今日話すと。だから―― 「今日はよろしくない報せを持ってきた」 「そのようね」 「話して、お前を怒らせるか、あるいは『また』傷つけちまわないか、どう切り出したものかわかんなくてな」 「そう。見るからに気が進まないって顔してたから、薄々察しはついていたわ」 「この期に及んで…とは思うが、一つ確認させてくれ。桐乃から事前に何か聞いてるか?」 「いいえ。これから聞く話についてあの子が仲介に入ろうとした節は見られたけれど。貴方から聞かせて」 黒猫のいわく勿体ぶった手順を踏みながら、俺はなけなしの覚悟を振り絞りようやく核心に触れる。 「差し向かいで伝えるのもどうかと散々迷ったんだが………… 俺、好きな奴ができた。そいつと付き合おうと思ってる」 時が止まったかと錯覚させるような長い沈黙が… 降りなかった。 「そう。そんな事だと思った」 「ってえらい淡白なリアクションだなぉぃ」 「私が我を忘れる程ショックを受けるとか、取り乱すのを想像していたのかしら。お生憎様」 フフッと思いもかけない微笑を浮かべ、黒猫は言葉を継ぐ。 「驚きはあるわ。ショックも、無くはない。 けれども今は先輩の心を見事に掴んだ件の人が誰なのか、そこに尽きる…というところね。 『妹を幸せにしてやれると思える相手が現れるまで、俺が恋人をつくるわけにいかない』 …あんな見栄を切った貴方に心変わりさせるなんて、大したものじゃない。 私に出来なかったことを成し遂げたのは、順当にいくとベルフェゴールかしら。 それともまさか他でもないあの子自身だったりするの? 駄目よ先輩、シスコンは許されても近親は許されるものではないわ」 一気呵成に言い切る様子に、平静を装おうとしていた黒猫の動揺が見て取れた。 「…そこで黙り込まないでくれる? 変に真実味を漂わされても困るわ」 「いや、ねーよ。桐乃とは相変わらずだ。知っての通り、な」 もっともその桐乃が意外にも俺のことを慕ってくれていたという事実が表面化したのは極最近だが。 閑話休題 「まったく貴方たち兄妹には何かと振り回されてばかり。今更言うのも…今更だけれど」 その点について俺なんか桐乃の足元にも及ばないだろう。が、ここで混ぜ返すような台詞は命取りか。 「それにしても私としたことが先輩の『そういう』心情を見誤るだなんて、正直とんだ誤算ね」 「――そういう、とは?」 「皆まで言わせないで頂戴。自他共に認めるシスコンの貴方が、私を袖にした理由でもある妹との約束を反故にしてまで、特定の女子と親密になる…そんな事は当面なさそうだという考えが根拠の薄い思い込み、単なる希望的観測でしかなかったってお話よ」 「黒猫、あのな、ちょっと落ち着」 「これが落ち着いていられるものですか、貴方に言われたくないわ」 そーですね。 滅多なことを言って火に油を注ぐ結果になってもたまらん。彼女の言い分を聞こう。 ふぅ……と、黒猫は大きく息を吐いて呼吸を整えた。 というよりは猫が怒気を含ませた声を静かに響かせる様にも似て見えるのは気のせいか 「お前の指摘はもっともだ。自分から課した制約を簡単に覆して、見損なったってのは妥当だな…しゃーない」 そこは責められて然るべきだ。そのために俺はこうして彼女に話している、ような側面もある。 懺悔ではないが…告解に近いかもしれない。その相手として黒猫以上に相応しい人物はいまい。 なんとまあ勝手な動機じゃないか、俺。 「間違えないで。見損なったとは言っていないわ。むしろ見くびっていた認識を正された、というところかしら」 「見くびるて…」 これまたレアな表現が出た。こうもストレートな毒舌は実に久しい。 「先輩ほどの兄馬鹿なら、あの子に良い相手が現れるまではと、本気で約束に身を捧げそうに見えたのよ」 さいですか。 そりゃ慧眼、ご明察だ。 あの当時、たしかに俺はそういう心積もりだった。 決して軽い気持ちで桐乃と約束をしたわけではないし、 黒猫の告白を断る際に引き合いにしたのも口実なんかじゃなかった。 それが僅か半年でこの様なんだから、何ともはや。 「だから私は耐えられた。あの子に良い相手が…なんて、それこそまずあり得ないと思えたし。そのあいだ先輩が保護者の努めに徹するのであれば、私の気持ちを受け入れてもらえる機会はいずれ巡ってくると希望を繋いでいたというわけ……都合の良い解釈。そこで待ちの姿勢に入ったのが今回の敗因ね」 「耐えられた、か? でもお前、あの時――」 「忘れなさい。」 「…はい」 「それで先輩。いよいよ疑問なのはどうしてその話を私に告げる気になったのか、教えてもらえる?」 振った私への責任や誠意とか抜かすなら温厚な私も手が出るかも、と威嚇される。 それを微笑して言う今日の黒猫は怖えぇ 先ほど思い浮かんだ通りに弁明する。 弁明?違うか? 無論黒猫のためではなく、こればかりは加奈子のためでもなく、俺自身が話さないと収まりがつかなかったから。 それだけだ。そう伝えた。 「悪い。勝手で」 「そうね、すこし呆れたわ」 「だろうよ」 「でも…」 「でも?」 「言ったでしょう、それだけ、あの子と同等以上に先輩の心に大きな位置を占める誰か…興味深いわ」 ベルフェゴールでないなら是非紹介してほしいものね、と冗談めかして言う黒猫の瞳はどうやらマジだった。 さて、どうしたもんか。 二人を面通しするのは別に悪くない。が、黒猫は加奈子に会って何を話すというのだろう。 ……うん? そういえば 「待てよ、会いたいてんなら俺から渡りをつけて紹介はするけどさ。お前、今日はバイトじゃなかったか」 「あら。よく憶えてるわね」 「仕方ない、時間に余裕のある日に改めて 俺の台詞の終わりを待つことなく黒猫は素早い所作で携帯を取り出す。 呆気にとられていると、電話の相手へ丁重に欠勤を断りお辞儀を添えて速やかに携帯を閉じた。 ぱたん。という音がやけに耳に残る。 「時間は出来たわよ、先輩?」 「…みたいだな」 涼しげに言ってのける黒猫に気圧されそうになりつつ、こちらも加奈子に都合を聞くべくメールを入力する。 「鉄は熱いうちに打て、か」 別段問うでもない呟き。だが黒猫の耳には届いたらしく。 また今度という類いの話でもないでしょう、と呟き返す声音に迫るものが感じられた。 「悪い、バイト無理に休ませるような形になって」 「そこまで気を使わなくていいけれど。無理を言い出したのはむしろ私なんだから」 「そか。そういや、黒猫でも電話越しの相手にお辞儀したりするんだな」 「露骨に意外な顔をしないでもらえる? 不躾な連絡をする以上、これくらいの弁えは当然よ…」 ついさっきは相当感情的になってたかと思えば、これだ。 この切り替えのよさがいかにも彼女らしく見えて、なんだか、やたら感心させられる。 加奈子から折り返しの電話で了解の返事を受け、軽く飯でも食らいながら話そうという流れになった。 それまでに道すがら外堀を埋めておかなきゃならんか。 そんなことを思案しつつ下駄箱で靴をかえ、改めて黒猫と合流する。 が、適当なきっかけが出てこない。 こんなとき自分の不器用さが実に恨めしい。 内心で身悶えしていると、知ってか知らずか黒猫のほうから会話を振ってくる。 「さっきの…」 「うん?」 「カナコといったかしら、電話で話してた子」 「あ、聞こえてたか」 「ええ勿論。先達ての、貴方が身を呈して助けた子だったわよね」 「そんな大袈裟なもんでもねーけど、な」 あれから一月余り。色々ありすぎてもう俺の中では『そんなこともあったっけ』程度の過去となりつつある。 結果的に腕の傷も大して尾を引かずに済み、その後の環境の変化に振り回されたのがよほど印象強い。 一瞬これまでの回想に浸りかけていると 「あれから随分と足繁く御見舞いに通っていたと聞いたわ。それが決め手になったの?」 「いや。直接そうってわけでもないかな」 「そう」 すぐに途切れる会話。訪れる間。 わかっちゃいたが気まずいこと甚だしい。 「あの時の」 「…何?」 「くれた上着、助かったよ。ありがとうな」 「お礼は二度はいいのよ。どういたしまして」 下心も少しは縫い込められていたのだけど、気付いてもらえなかったのは良し悪し… そう続けて黒猫はこれ見よがしに溜め息を吐いた。 「遠慮しないでもっと積極的に絡んでいくべきだったわ。もしかして鳶に油揚げをさらわれるのを防げたのにね」 フフッとまた例の微笑から発せられる語りに、どうも居たたまれない気持ちになる。 微妙に屈折させちまったかと不安を煽られるんだが。杞憂であってほしい。 「たしか名前は来栖加奈子だったわね。何度か話は伝え聞いているから朧げに人物像は描けているのだけど」 「直接の面識は無いんだっけか?」 「ええ。イベントで外見や声は知ってても、知った相手とは言えないもの。単純に会うのが楽しみな面もあるわ」 そういうもんか。 楽しみな面もて、それ以外にどんな側面があるのか訊ねるのが躊躇われる。 変に縺れて修羅場ったり…まさかと思うが…キャットファイトになったりしないだろうな。 いやいや。ンな馬鹿な。 ふざけた妄想を拭い払う。自意識過剰だろう高坂京介。 「それで彼女はどういった子なの、先輩から見て」 「どういったと言われてもなぁ。少なからず贔屓目は入っちまうぞ?」 「構わないわ」 そうさね、言うなれば―― 「桐乃に似たタイプかな。あいつからオタ趣味と秀でた運動神経と学力と文才と要領のよさを取ったような……で、残ったワガママさと口の悪さと手の早さ、傍若無人でガキっぽいところが共通項だと思う」 「こ、恋人になろうって相手にひどい言い草ね? それじゃあ私は何故遅れをとったのかわからないわ…」 「はて」 事実そんなんだが、まぁこの説明で納得いかんのは当然か。 それにしたって、俺から見て加奈子がいかに魅力的かと黒猫に語るのは…憚られる。 「結局のところ、百聞は一見に如かずってわけかしらね」 先輩があの子に似た子を好きになったというのは癪だけど。 半眼を作り、これでもかとジト目を向けてくる黒猫の視線が痛い。 ああ、そうとも。そこは俺だって…俺たちだってと言うべきか…気にしてはいるんだ。 デリケートな部分だから正直触れてほしくない。そうもいかないか。 「そういうことなら、あの子の心中もさぞ複雑でしょう。こうして私に話す前からだいぶ込み入ってるようね」 お察しの通りである。 遠目にマツキヨの看板が見えた。待ち合わせの店は近い。 途中また黒猫が電話していたため、加奈子のが先に到着してるらしい。 「にしても。なんで定食屋をチョイスするかな~」 カフェでもマックでもいいじゃねえかと、場所を決める前に黒猫にも同意を求めたが 「私もいまは御飯の気分ね」と多数決が下ったのだった。 そんなにガッツリ食って何に備えるつもりなんだ、お前ら…? 入口をくぐると少し奥まった席に見知った後ろ姿が確認できた。 携帯を片手に、鼻唄を口ずさんで、まぁ随分くつろいだご様子。 曲調からするとメルル関係じゃないようだ。 そりゃそうか、聞く限りしばらくは公式イベントもないしな。 席へ向かうべく黒猫を促そうとすると、何か衝撃的なものを見たような表情を浮かべていた。 「ど、どうしたんだよ一体。いきなりそんな顔して?」 「いえ……ちょっと以前の私とダブって見えてしまって。あんな風に見るからに人待ち顔で、期待をもて余して歌なんか唄って、周囲の人間に気恥ずかしい思いを伝染させるような……穏やかで、幸福の、恋の空気。聞いてた感じと違うのね、当てられてしまうわ」 そう言いながら上着を脱ぐ黒猫には、先ほど危惧された屈折は見られない。 俺にはイマイチ窺い知れない心境の変化があったのだろうか。 加奈子はまだこちらに気付いていない。挨拶にかえて、おもむろに頭をわしゃわしゃとやってやる。 「ぁにすんだよゴルァ##」 言うが早いかすかさず放たれたバックブローを避けつつ、今度こそ加奈子に声をかけた。 「よう、お待たせだ」 「んぁ…京介」 俺を認識した加奈子はさっきの剣幕を引っ込め、苦虫を噛み潰したような顔。 継ぐ言葉に迷ったらしく「うぃっす」と短く挨拶を済ませ、続けて曰く 「そいつ……誰、さん?」 と訝しげに訊いてくる。そういや、細かい話はまだだったっけか。 「紹介しよう。今回の依頼人、もとい後輩の黒猫だ。同じ部活の仲間でもある」 「はじめまして、来栖さん。でいいかしら」 「あぅ、はじめまして」 差し出された手を握りながら、加奈子は疑問符を露にする。 漫画であれば文字通りハテナマークが飛び交ってるところだろう 「えぇと、黒猫?…かわった名前だな…京介から会わせたいやつがいるって聞いてたんだけど、どんな用件?」 状況を飲み込めない加奈子は、俺と黒猫と交互に視線を寄越す。 どんな用件かと訊かれても、俺だって説明の言葉は持ってないぞ。 「用件ってほど大層なものじゃないの。ただ」 黒猫はそこで台詞を区切り、こちらへ一瞥をくれた。 「シスコンの先輩が近頃は別の子に御執心らしいから、よければ話をしてみたくて」 「……ふーん。そなんだ」 格別当たり障りない応対に思えたが、何か気になるところでもあったのか。加奈子はすこし言い淀んで、返す。 「なぁ、京介ってば、そんなに加奈子にゴシューシンだったわけ?」 「ええ、それはもう。本人は半端にクールぶってるつもりか知らないけれどね」 「あのなあ」 黒猫め、ここへ来て意趣返しとばかり俺をからかい倒す気か? まぁそれで幾らか気が紛れるなら、抵抗もしづらいが。 一方の加奈子はというと「へぇ~」だの「そっかぁ」だの、黒猫の言葉を額面通り受け止めてやたら嬉しそうだ。 単純なやつ。見てるこっちが照れ臭くなるっつーの。 なるほど、幸福の空気ね… ここで注文を取りにきた店員に各各オーダーして、ドリンクは先に出してもらうよう伝える。 一足先に入店していた加奈子だけは、待っている間に頼んだのだろうサラダをサクサクと突っついている。 「あれ、おい加奈子。おまえ顔にドレッシングついてるぞ」 「うそうそ、マジかよ」 「こんなんで嘘言ってどうなる。ホラ、下手すると袖につくだろ。拭いてやるから動くんじゃねえ」 「ちぇ…なにが『拭いてやる』さ。そもそもさっきアンタが不意打ちしたからじゃん」 「あー悪い悪い。そんなむくれるなって」 まだ温かいおしぼりで口のわきに付いたドレッシングを拭う。 ホント下手に服に付いたりした日には染みになりかねないから油断ならんのよね。 今日の加奈子は私服だから尚更だ。こいつ、俺が連絡したらすぐに早退けしやがったのか。 問い詰めると悪びれもせず白状する。 「だって、せっかく京介からの誘いなのに、制服のままじゃ味気無いでしょ」 ちなみに本日の加奈子の服装はこないだとは変わって気合い入ってないゆるめのコーディネートで、 長袖シャツの上に半袖を重ね着したスタイルの、なんちゅー格好かは知らないが平素の着こなし感が似合っていた。 食べこぼして汚すなよと言えば、わかってますーと唇を尖らせ、にへらっと相好を崩す。 「何がそんなにまで楽しいかね」 野暮を承知で言ってやると 「いいじゃん、別に何にもなくたって楽しいの」 臆面もなく言ってのけ、おしぼりを持ったままの俺の手を引き寄せて「うへぇ…」と安らかに嘆息した。 おいおい、ここは二人きりじゃないんだ。ちったぁ周りの人の目を気にしなさい。とりわけ黒猫のな。 案の定、彼女は盛大に引いている。 「くっ、なんてプレッシャー……もしかして場違いだから帰れと暗に要求されているとでも…」 んなこたぁないが。 加奈子は一度スイッチ入ると暫くはこうだかんな。他意はないんだと思う 「会って早々、ものの数分で、闇の眷属たる私を動揺せしめようとはね……正直ちょっと後悔…」 すまねーな。所在ない思いをさせてる責任の一端は俺にもあるので、後で落ち着いたら謝るとしよう。 さてと。 こうして対面の場を持てたとはいえ二人の間には思った以上に会話が成り立ってねーな。 それで空気が重いわけではないから、特に気に病むこともないんだろうか。 そこらへんどうなのよと提案者の黒猫に声をかけようとすれば、 彼女はどことなく遠い目で思案顔をしながら注文したカフェオレを飲んでいた。 お前さっきメシ頼んでたよな、パンじゃなくて!? 喉まで出かかったツッコミを何とかこらえる。 加奈子がまだ軽くわんこトリップしているため、気持ちボリューム抑えめで話しかけてみた。 「なあ、黒猫」 「……何かしら」 「なんつーか待ちぼうけさせてるみたいで悪ぃ。コイツと話しときたい事があるなら、いま正気に戻すぞ?」 加奈子を指さしつつ訊くが 「いいのよ。そんなに邪険にするものではないわ」 可愛いものじゃない…と続けて苦笑する。 「一体私には何が足りなかったのか。その答えをその子に見られればと来てみて、もうおよそ解ったし」 「答えねぇ。俺にはよく解らんが」 「本当に?…だとしたら先輩の無自覚さも相当なものだけど」 また違った、揶揄するような笑みを浮かべる。 こうもバリエーションに富んだ黒猫の笑顔を見るのは何時ぶりだろう。 内心あるいは穏やかならざるものがあるのかもしれないが、それを窺い知ることは難しい。 「とにかく、たらればの思考には区切りをつけないと。そういう意味では会いに来て正解ね」 「サバサバしたもんだな。筋違いを承知で言わせてもらうと、ちょっと意外だ」 「二度目だもの」 「…そか」 こればっかりは、軽々に「悪い」とは言えない。 すまない、ゴメンな、同様だ。何のフォローにもならない言葉を下して、心中だけに止める。 ややあってメシが届く。 加奈子を軽く小突いて正気に返し、互いのおかずを適当に交換したりして、暫くは箸と皿に集中。 ちなみに加奈子はジンジャーエールらしい。ま、いいけどよ……一方俺は無難に烏龍茶にしといたよ。 「マジ盛り?」 「そ。この店の特盛みたいなもん」 確かに、大盛りでは済まない量が鎮座ましましている。圧倒的じゃないか… 「某カップ麺を思わせる響きね」 「あ、それ俺が言おうとしてたのに」 「甘い。ツッコミで先手を奪われるようじゃ、鈍ってると言わざるを得ないわ」 「チッ、言わせておけば」 とか何とか俺らがしょうもないやりとりを交わしていると、口を出しそびれた加奈子いわく 「黒猫って京介と仲いいのな。なんか、さっきから京介が生き生きして見える」 生き生きっつーか、まぁ何つーのかな。以前に戻った感じか。 黒猫は意図的にさっきみたいな平静に接することで、割り切ろうとしてるんだろう。 「聞こうか迷ったんだけどさ。もしかして二人は、前に、その……恋人だったりすんの?」 あまりにストレートな問い。黒猫の手前もあって一瞬返答に詰まる。 と、当の黒猫がこちらへチラリと視線を寄越し、やれやれという風情で答えた。 「いいえ。残念だけれどそんな事実は無いから、安心なさい」 「そなんだ。てっきり……えーと『残念だけれど』?」 「私、振られたの。この男ときたら身の程も知らずスッパリと振ってくれてね。癪にさわるったら」 やめて、俺のライフはもうゼロよっ 「へ、へぇ……驚き。京介ってば、そんな話は全然聞かせてくんなかったし」 「見てのとおり今では軽口をたたける仲に戻りつつあるから、あまり気にしないでくれるといいわ」 実際には今日さっきのことながら、加奈子に対してはあくまで過去のこととしたいらしい。 知り合ったばかりでギクシャクする要因は残したくないといったとこか。 その後は、互いの桐乃との付き合いの話題を皮切りにそれなりにスムーズに話せてる様子。 あいつも呼んでやるかと思わなくはなかったが、 女子三人に対して男子俺一人、連中が意気投合した場合いかにも分が悪い。 今回はやめといた。…恨んでくれるな、マイシスター。 食事は一段落して、時たま残ったマジ盛りのおかずを銘銘でつまむ。 話題はいつかコスプレに及んでいて、黒猫が熱弁をふるおうとしていた。 「あなたは人並みならぬ演技力があるのだから、もっと作品に関心を向けるべきじゃなくて?」 「ってもさぁ、趣味でやってるワケじゃないしー」 「あの子に付き合って何度かイベントを見たわ。支持してくれているファンに応えようとは思えないかしら」 「そりゃ、あいつらが加奈子のこと持ち上げてくれんのは悪い気はしないけど」 いやいや、どころか結構ノリノリだろ。 きめぇとか言いつつあの一体感を満更でもなく思ってるの、知ってるぞ。 「人気があっても作品世界への思い入れが無いようでは、いつまでも私や先輩の水準には到達できないわよ」 俺?? 「え、何何、京介もコスプレやってんの? それこそ初耳なんだけど!」 加奈子が勢い込んで食いつく。 「そうよ、見せてあげるから刮目なさい。これが先輩の…」 ちょ 待っ ―――――――――――― ―――――――― ―――― そんなこんなで会食は終わり、早くも夕暮れの気配が漂いはじめるなか帰途につく。 黒猫はマスケラのDVDを加奈子に貸す約束をして、布教の手ごたえに満足げだ。 黒歴史を晒された俺は泣きたいんだがな。 別れ際「すこし借りるわ」と加奈子に断り、連れ出された。 すぐ先の角を折れる。 「いい子じゃない。会う前は『この泥棒猫』とでも言おうかと考えてたのに」 「それは……ギャグで言ってるのか…」 「半分は。でも話してみたら毒気を抜かれてしまったわ。 あの子が…ああ、貴方の妹が、ね…荒れてないのも頷ける気がするもの」 「今日は色々あったからな、桐乃のやつと積もる話もあるだろ。俺はノータッチにするよ、お手柔らかに頼むぜ」 言って、切り上げることにする。 「待って」 「…おぅ」 黒猫がすかさず服の裾を掴むので、向き直る。 「聞き苦しいでしょうけどまだ心の整理が完全ではないの。そのうち、いつかは、二人のことを祝福できればとは思う。でもしばらくは無理そうだから……棚上げにして、あの頃のままの関係でいられない?」 「俺は是非もない」 「そう、有り難う」 「礼なんて、言わないでくれよ」 「いえ。私と先輩の友情に免じて」 黒猫は今日一番の笑顔を見せた。 「泣いたりしないのな」 「言ったでしょう。二度目。先輩にはもう十分泣かされたもの」 笑顔。 「よしんば泣くとしても、貴方の目の前ではあり得ない。そんなに憐れな女になるつもりはなくてよ」 「あぁ」 「先輩のほうこそ泣きそうな顔に見えるけど?」 笑顔。 「バカ言うな。丁度夕陽がさして眩しいんだよ」 「あら、そう」 別れを笑顔で貫く黒猫に、じゃあなと手を振り改めて背を向けた。 そうとも。バカを言うなだ。俺は黒猫の好意を決定的に断ったんだ、いつまでも感傷に浸る資格はない。 ただ、せめていまは今日一日彼女が俺に向けた笑顔を噛み締めよう。 …あの角を曲がったら、俺も笑顔で加奈子と向かい合えるように。
https://w.atwiki.jp/madecs/pages/11.html
エンブレムカード エンブレム報酬カード一覧です。レアリティは全てレア。 名前 属性 性別 必要コスト 攻 防 売却価格 キャラクター詳細 L・ベリーニ 暴 女 スカルエンブレムの報酬カード。 チャパラ・D 狂 女 スネークエンブレムの報酬カード。 D・バレンシア 闘 女 ドラゴンエンブレムの報酬カード。 レイク・G・クイーン 暴 女 クレセントエンブレムの報酬カード。 絵玲奈 狂 女 ナイフエンブレムの報酬カード。 アデル・T・スペシャル 闘 女 リングエンブレムの報酬カード。 アイリッシュ・S・チアー 暴 女 スコーピオンエンブレムの報酬カード。 ペイトン・G・プレイス 狂 女 フェザーエンブレムの報酬カード。 K・シェカラート 闘 女 ウィングエンブレムの報酬カード。 桂花 暴 女 イーグルエンブレムの報酬カード。 パディ・S 狂 女 エンジェルエンブレムの報酬カード。 エル・E・プレジデント 闘 女 クラウンエンブレムの報酬カード。 シェリー・H・F 暴 女 ローズエンブレムの報酬カード。 I・マジックトレース 狂 女 ボウガンエンブレムの報酬カード。 タレア・E・ドリーム 暴 女 ホースエンブレムの報酬カード。 ガーゴイルエンブレムの報酬カード。 パフュームエンブレムの報酬カード。
https://w.atwiki.jp/2679450010/pages/48.html
キョン 秋ソフト2 涼宮ハルヒ 春パステル、夏クリア 朝比奈みくる 春パステル2 長門有紀 夏スモーキー3 古泉樹 春パステル2 朝倉涼子 夏スモーキー 鶴屋 春ビビッド 喜緑江美里 夏クリア キョンの妹 春パステル
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1274.html
241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/15(火) 23 38 21.54 ID ppKiLuVtO [7/7] そう言えば京介がきりりんの同級生って話はあったけど、 さらに小学生くらいまで小さくなるSSってあるのかねえ 「弟」京介をきりりんがどう扱うかとかニヤニヤするんだが 245 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/15(火) 23 52 52.09 ID OW4HOqJkP [12/12] 241 京介(小)「お前桐乃なの?」 桐乃「そうだケド?」 京介(小)「ふーん・・・桐乃って大きくなったらこんなにキレイになるんだな」 桐乃「え? あ、あたりまえじゃん? あたしをダレだと思ってんの? ・・・・・・キレイってホント?」 京介(小)「うん。すっげーキレイだと思う。でも・・・」 桐乃「でも?」 京介(小)「なんか――桐乃がどっか遠くにいっちゃった感じがしてイヤかもしれない」 桐乃「! ・・・・・・大丈夫」 京介(小)「え?」 桐乃「あたしはどこにも行かないから。ずっとあんたのそばにいるよ。 今だって、あたしは大きくなった京介のそばにいるんだからさ」 京介(小)「・・・・・・そっか。桐乃はずっと俺のそばにいてくれるんだ」 桐乃「うん」 京介(小)「じゃあ俺も桐乃のそばからはなれないようにしないとな」 桐乃「そうそう。あたしから離れたりしたら許さないからね。――――ずっと、そばにいてよね」 なんとなくこんな会話が頭に浮かんだ 相手が小学生なせいかいつもよりも素直なきりりん -------------
https://w.atwiki.jp/playstationjikkyou/pages/23.html
オンラインネーム:eiei36 「来週もまた・・・エイエイオウッ!!!」 (^ω^;) えいえい先生からのお言葉 片目の視力が落ちてきすぎて凹みがち。テレビは地デジなのに自分の世界はどんどんアナログになっていく(T_T) 主にCODWaW、みんゴル5、COD4を千葉県から配信する末っ子(兄と姉の存在を確認)。 ちなみに配信してることは家族公認である 基本的にゲームは下手だが軽快なトークで視聴者を笑いの渦に誘い込む。 頭の弱さはスレ内でも1,2を争うほど。 何か危ない状況に陥ると叫ぶ。 某配信者によると彼は肉壁であり足手まといである。 ハードコアでは味方に殺される率No.1!!お見事です。 苗字は竹内 ほかの配信者にモノマネのネタにされるなど、今一番ホットな配信者である。「ハフッハフッ納豆うめぇwwww」 某配信者「はやく殺されてくれないかなぁ~」 某配信者「なんだっけあの掛け声。パンツ映画祭だっけ?」 COD4での精度6.17% 漢字は滅法弱い。 安川君=あんかわ君 派生=はっそう 「逃がさない~♪逃がさない~♪ 」と歌いつつクレイモアに引っかかりに行くというファンサービス 新しいゲームをプレイする場合は、必ず予習をしてからプレイする Runner=ルナー BRAKE=ブレイク!ブレイク! グエエエーッ!! 2009年4月30日キモ声で配信不能になるという事故を起こした えいえいの部屋には画面を覆うほどの大きさの蚊が飛んでいる。なので、えいえいがミスをしてもそれは蚊の所為なのである。 敵を使って都庁を破壊するという離れ業をやってのけた。 PS3が故障し、修理され戻ってきたその日に再び壊した 最近えいえいは歌がうまいと妄信しており、きもちわるい歌を視聴者に聞かせ不快にさせる技術を入手(わざマシン8181)した ∩_∩ 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 / \ /\ <ばばばばばっばばっばばばばば!!!ばばばばばっばばっばばば> | (゚)=(゚) | <ばば!!!ばばばばばっばばっばばばばば!!!ばばばばばっば> | ●_● | <ばっばばばばば!!!ばばばばばっばばっばばばばば!!!ばば> / ヽ <ばばばっばばっばばばばば!!!ばばばばばっばばっばばばばば> | 〃 ------ ヾ | <!!!ばばばばばっばばっばばばばば!!!ばばばばばっばばっ> \__二__ノ YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY ※迷言集※ 「ノーダメージ!ノーダメージ!」 「俺のマグナムが…いや、なんでもない」 「その名も『バツンヒョイ』だ!」 「えいえいという神の領域に達してしまうとね」 「アバンストラッシュばんばんばん~w♪」 「えぇ~もうやめてくりまクリスピーなんですけど~」 「よくやった!お前今度からレギュラーに降格!」 「メクラマシィー!!」 http //live24.2ch.net/test/read.cgi/livevenus/1243517245/888 タクシーの運転手に釣りはいらねーぜ!と言って去るのが運命らしい は?意味わからkjmlじぇwcチュバッ チュバッチュチュチュ チュバッチュッ チュバッ チュチュチュ よく叫ぶセリフ ウヌヌヌヌヌン! ウゥゥゥゥゥンヌッ!! ウヌゥゥゥゥゥンィェッ!! アハァァァァァ! アバアアアンヌッ!!! アヌスッ!! ンブシッッ!! チョムペィンッ!!!? ←おきにいり(笑) アッチェイッッペィィン!! ← 派生(笑) オブバァプベッ ナンカキィアゾオオオ チョエェェーーーーーィイッ!!!! マッテマッテマッテ・・・アマッツォ!! イェエーイ・・・・シェルサンヲヤリマシタ・・・・・・アアァァッォ!!!!! アバンストラッシュ!! ガァイアッ!! ムンフフンムフゥゥゥゥウウー!!! ソラマズイワ!! ってバシュン!! ウゥェィイイッッシュ!!! ヒキブシィン!! フニャアァン!!/// なすび!!!! 間違えトゥし! アチョ間違えた! ハァバカメ俺が後ろにいるんでプゥゥゥゥゥゥワァォ バカメ俺がブフゥンッ!? ヒィーフゥー!?ナンデバレテノォー↑? ヒィッヒヒッブフワァwヒクワァw ワカメ・・・打ち続けると撃たれるのだゴメンナサイゴメンナサイウタレルタスケテゴメンナサイ ぃよっしぃ~ しぇるしぃ~ん(ヽ´ω`) あぁんちょぇおぅん/// あぁ危ないってちょビッツもぉぅん チュッチュッ チュチュチュッ チュチュチュチュッ チュチュッ なぁんで俺が死にゃにゃくちゃにゃらないんでちゅか!! それが世界の選択でちゅか(冷酷微笑) チョムペインッ! ウイイレ編 キタ!シュート!!ホゥワァァッァァァァォォォオオオゥゥゥ!!!!!! シュウゥゥゥゥゥゥゥウウウウ!!!フンンンンンンンンンンン!!!!!!? 未来予想 TV「くーりすまーすがことしもやーってくるー♪」 えいえい「しゅううううほうぅぅぅわぁぁぁぁぁああああああぉぉぉぅううううう!!!!!」 TV「おせちもいいけどカレーもね♪」 えいえい「しゅううううううううとあああっぁぁぁああああぁいぃぃぃぃぃぃぃぃいいいい!?!?!?!?」 ※えいえい菌※ 最近発見されたウーア系列のウイルス 幸いまだ感染するものは少ないがえいえい菌に触れるとなんでもかんでもマヨネーズをつけてしゃぶりたくなる奇行に走る さらに一日の食事をアイス→スルメ→りんごだけとする偏った食事スタイルとなりそれで毎夜毎夜フェラの練習をするようになる えいえい曰く、パンデミックは世界の意思。 配信中の出来事 2009/10/13~14 衝撃のリア充ゲームを配信し住人を阿鼻叫喚のるつぼに陥いれた 2009/11/11 絶対絶命都市実況中に超腹黒なブラックえいえい誕生 2009/11/11 MAGプレイ中の一言「CODしおーでぃ(仕様)にしよーぜぇ♪」 2009/11/16 ひぐらしのひぐらしの哭く頃に 雀をエロパワーで全員脱がすことに成功する ありがとうえいえい 2010/01/30 戦場のヴァルキュリアで最愛のケビン、カロスが戦死し号泣した。えいえい元気出せよ 2010/02/04 戦場のヴァルキュリアを約1年かけてクリア さぁ2週目にいこうか・・・ 2010/03/04 Heavy Rain1週目をバッドエンドで終える。イーサンの死と同時に、同名のフレンドがオフラインになる 2010/05/16 突如、We Are The Worldをアカペラで熱唱しながら戦争ゲー。スレはブーイングの嵐となる 2010/05/25 ツイッターでのつぶやきや、他配信者へのレスを暴露される 2010/05/29 中学校の文集にテイルズの絵を描いていたことが発覚する 2010/11/02 janeを晒し、失われたエロゲスレの住人であることを公表 最近の主な配信タイトル 戦場のヴァルキュリア(2/4クリア、現在DLC) みんなのGOLF5(大会にはまっている) SEGAGOLF宮里ゴルフ(元オープニングソフト) 428(15時途中) COD BO(キルレートを気にしている) Heavy Rain(真ENDは未クリア、DLCにも挑戦) 死者の呼ぶ館(ED1つクリア、EDが24個もあった) キャッスルクラッシャーズ(クレイジーモードに挑戦中) ボンバーマンウルトラ(夜な夜な勝利の舞を見せ付けている) BeatSketch!(最近ではアタック25を行った) 2010/05/25 現在持っているソフト集 【PS3】 COD3 COD4 CODWaW 戦場のヴァルキュリア(クリア) ベヨネッタ テイルズオブヴェスペリア 428~渋谷~ バイオ5(クリア) リトルビックプラネット デモンズソウル(各2ステージまでクリア) 麻雀格闘倶楽部 メタルギア4 ウイニングイレブン2009 SEGAGOLF宮里 みんなのGOLF5 アローンインザダーク サイレンニュートランスレイション(クリア) アーマードコア4 フォークスソウル 真・三国無双 GENJI~真意騒乱~ アガレスト戦記 FF13 COD4MW2 HeavyRain ウイイレ2010蒼き侍の挑戦 実況パワフルプロ野球2010 デッドライジング BeatSketch! スポーツチャンピオン 街スベリ COD BO 【PS2】 サイレントヒル2(クリア) サイレントヒル3(クリア) サイレントヒル4(クリア) サイレン(クリア) サイレン2(クリア) 零 零2 零3 クロックタワー3 バイオハザード4 メタルスラッグ3(クリア) メタルスラッグ4(クリア) メタルスラッグ6(クリア) テイルズディスティニー2(クリア) テイルズリバース(クリア) テイルズレジェンディア(クリア) テイルズオブアビス(クリア) メダルオブオナーライジングサン(クリア) メダルオブオナー史上最大の決戦(クリア) 魔界戦記ディスガイア2 かまいたちの夜3 バイオハザードコードベロニカ IQリミックス メタルギア3 半熟英雄4(クリア) ペルソナ3 シャイニンフォースイクサ サクラ大戦5 ぷよぷよフィーバーチュー! うたわれるもの カプコンクラシックコレクション テイルズオブディスティニー 実況パワフルプロ野球15 トルネコ3 タイトーメモリーズ2上巻 ひぐらしの鳴く頃に祭 絶対絶命都市2(クリア) バイオハザードアウトブレイク(クリア) バイオハザードアウトブレイク2(クリア) 攻殻機動隊スタンドアローコンプレックス サイレントヒルシャッタードメモリーズ(クリア) ベルセルク千年帝国の鷹篇ф聖魔戦記の章 【PS】 夜想曲(クリア) 夜想曲2 リモートコントロールダンディ(クリア) クロス探偵前編後編(クリア) 98甲子園 ダークメサイア 死者の呼ぶ館 フィッシュアイズ クロックタワーゴーストヘッド バイオハザードディレクターズ(クリア) バイオ3 バイオ2(クリア) テイルズオブファンタジア(クリア) クロックタワー2 FF7 メタルスラッグX(クリア) ダークシード モンスターファーム2(クリア) オーバーブラット(クリア) オーバーブラッド2 ムーンライトシンドローム 御神楽少女探偵団 サイレントヒル(クリア) アローンインザダーク2(クリア) リーサルエンフォーサーズデラックスパック ディノクライシス 【PSP】 街~運命の交差点~(クリア) サイレントヒルゼロ ガンダムVSガンダム テイルズレディアントマイソロジー2 IQマニアックス 極魔界村改 涼宮ハルヒの約束 テイルズオブリバース(クリア) モンスタハンターG2 絶体絶命都市3(クリア)テイルズオブバーサス おおかみかくし FF7クライシスコア ひぐらしの哭く頃に雀 戦場のヴァルキュリア2 コープスパーティ(クリア) テイルズオブなりきりダンジョンX 【PSN】 Bomberman ULTRA クルトン みんなでスペランカー(みんなで探検にてエリア2クリア) メタルスラッグX FF7 MAGβ ぽっちゃりプリンセス ときめきメモリアル2対戦ぱずるだま ヴィクトリーラン アフターバーナー ぷち戦車 R-TYPES IQFINAL キャッスルクラッシャーズ
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/411.html
46 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 15 05 04.08 ID rzU0xYe0o 夏休み二日目 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/24(日) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ただいま。今日も安価を実行しようと思う。 ≫49 49 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 15 09 05.53 ID SygvV/hso ぐるぐる眼鏡の娘をくどいて 眼鏡をはずしてもらい胸を揉ませてもらう 51 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 15 30 49.95 ID rzU0xYe0o 「おっぱいきたああああああああ!」 しかも揉んだとしても最も後にしこりが残らなさそうな人物ときたもんだ! だが……一つ、大きな問題が。 『眼鏡をはずして』 この一言でハードルがぐーんと上がってやがる……。 これって例のお嬢様状態の沙織にってことだろ? ただでさえ、恥ずかしがり屋の沙織なのに、口説いたりおっぱい揉んだ日にやぁ一体どうなるのかわかったもんじゃないぜ? 「だが、やるしかねえ」 大事なのは結果じゃなく、安価に向かって全力で突き進むことだと思うんだ。 会う約束をとりつけるため、ひとまずは沙織に電話しておくか。 「もしもし、沙織? 今から会えるか?」 『ええ、問題ありませんが……いきなりどうされたのです? 京介氏の方から会いたいだなんて』 「ん? まぁ、ちょっとな」 『はは~ん。さては拙者の魅力にようやく気付いたのでござるな?』 「おう! よくわかったな、その通りなんだ!」 安価には、“口説いて”という一言も添えられていたし、ここで沙織のご機嫌をうかがっておくのは悪くない選択のはずだ。 『きょ、京介氏!? 本気ですか!?』 「俺はいつだって大真面目だぜ?」 『まあ、京介氏が本気かどうかは会ってから確かめることとしまして、待ち合わせはどちらで?』 「それじゃあ秋葉でいいか?」 『承知でござる!』 54 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 15 57 35.69 ID rzU0xYe0o 所変わって秋葉。俺は待ち合わせ先に例のレンタルルームを選んだ。 かつて桐乃達がメイドのコスプレで出迎えてくれたあのレンタルルームだ。 沙織には先に入っておくと伝えておいたので、あとは沙織が到着すればすんなり合流できるはずだ。 「お待たせしました、京介氏!」 レンタルルームに到着してから20分ほどした頃だろうか、沙織が遅れてやってきた。 「よう」 「して、今日は一体何用で?」 「実はな、おまえを口説きに来たんだ」 「……して、今日は一体何用で?」 「俺の発言をスルーするんじゃない!」 「い、いやいや! 電話でのあれは冗談だったのでは!?」 「冗談じゃねえって! 俺は大まじめだ!」 ひどい……電話でのあの台詞だって俺としてはかなり勇気を出して言った台詞だったのに。 まさか、完全に冗談だと思われていたなんて。 「いいか? 今日、俺はおまえを口説きにきたんだ。だから、真面目に聞いてくれ」 「了解で…………いえ、わかりましたわ。京介さん」 「えっ?」 驚く俺を尻目に沙織は自ら眼鏡をはずし、続いて髪をほどいていく。 「さ、沙織? なにして――」 「真面目なお話ならば、それ相応の態度で聞かないといけませんから。それとも、やはり冗談だったとでも?」 や、やばい。何だか一転して怪しい流れになってきたぞ? そこまで畏まられると逆にやりづらいっていうか……。 「で、でもさ。おまえ、恥ずかしくないの?」 いつぞやは、眼鏡をはずしただけで真っ赤になっていたというのに。 「……正直、すごく恥ずかしいです。でも京介さんの気持ちと向き合うには沙織・バジーナは相応しくないと思いましたから」 なんてこった。この子、純粋すぎる。心が痛いよ……。 今さら「実は安価だったんだよ。HAHAHA」なんてとても言えん。 しかも、沙織の顔は次第に赤みを帯びてきていて、恥ずかしさを必死に我慢して俺と向き合ってくれているのがありありと分かる。 一番後にしこりが残らなさそう? 俺は一体何を思い違いしていたんだ。 こいつ以上に恥ずかしがり屋な奴はそうそういないってのに。 ぐんぐん気力が萎えていくのがわかる。いかん、このままでは俺の中のスイッチがOFFになってしまう……。 55 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 16 35 03.37 ID rzU0xYe0o ええい! こうなったらさっさと安価を実行してしまおう! 「沙織!」 「ひゃっ、ひゃい!」 沙織が俺の声にびくっと反応する。 俺の声が思ったより大きくなっちまったってのもあるんだろうけど、沙織も沙織でがちがちに緊張しているのだろう。 「俺は会った時からおまえの乳に夢中なんだ! だから是非揉ませてくれ!」 「…………はい?」 「もう一度言おう。おまえの乳を揉ませてほしい!」 これ以上ないくらい真っ直ぐな言葉だった。 ちなみにこの場合の“真っ直ぐ”は、素直だとか純粋だとかいう意味ではない。 変態一直線。これ以上ないくらいの変態という意味だ。 「きょ、京介さん」 沙織の頬はさらに赤みを帯び、その瞳は潤んでいく。 わ、悪くない反応な気がするが……。どうだ!? 「京介さん。物事には順序というものがあると思いますわ」 「あ、ああ。そうだ……な?」 「京介さんも男性ですから……そ、そういうことに興味があるのはわかります。ですが、それはいくらなんでも気が早いです」 「……」 「京介さんのお気持ちはわかりました。ですが、そういうのはもっと……なんと言うかもっと親しくなってからがいいと思うんです……」 「そ、そりゃあ」 正に正論だ。俺だって安価じゃなかったらそんな無茶なこと言わないよ? 「あっ! も、もちろん。京介さんと親しくないというわけではないですよ!? 男性と女性として親しくというか……あの……その」 こんなときまで相手へのフォローを忘れない沙織。 こんな変態にも優しさを忘れない辺りが実に沙織らしい。 それに比べて自分は……と考えると今にも泣き出してしまいそうだ。 「……うっ…………ぐすっ」 「きょ、京介さん!?」 堪え切れず、嗚咽を漏らす。 そこまで本格的に泣き出したわけではないが、それでも沙織を慌てさせるには十分だったらしい。 「な、泣かないで下さい」 おろおろと慌てふためく沙織。 沙織の方も慌てすぎて何がなんだかわからなくなったのか、この後とんでもないことを言い出した。 「す、少しだけですよ!?」 「え……?」 そう叫ぶやいなや、沙織は俺の手を取り、自分の胸へと押し当てた。 沙織はきつく目をつぶり、顔を真っ赤にしている。沙織の手は俺の手をぎゅうっと強く握りしめており、少し痛いくらいだ。 5秒……10秒とそのまま時が過ぎていく。 「こ、これで泣き止んでもらえますか?」 結局30秒近くたってようやく手を離し、俺の表情を窺う沙織。 どうやら、胸を揉ませてもらえないことが原因で俺が泣き出したと思われたらしい。 俺、どんだけ変態なの? いや結果オーライだけどさ。 それにしても心が痛い。両親の呵責で死ねるなら俺はもう2、3回は死んでるね。 「京介さんにどんな悩みがあるのかはわかりませんが、私でよければ相談に乗ります。ですから一人で抱え込まないで下さいね」 そして、俺の奇行は何か悩みを抱えているせいだと思ったらしい。 そんな沙織を見て俺は―― 「沙織すまなかったあああああああああ!」 全力で土下座をした。 56 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 16 42 25.35 ID rzU0xYe0o 夏休み、二日目。朝パート 安価成功 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/24(日) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ただいま。成功した。柔らかった ……色々あって今にも泣いてしまいそう 次はできるだけ悪戯で済む程度のものにしてくれると、俺の良心が喜びます ≫59 59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 16 49 56.79 ID kub9ZEyao 黒猫に月何回くらいオナニー(もちろん性的な意味の)してるか直接会って聞く。もちろん覆面とか変装禁止で 60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 16 50 53.03 ID wUos1TzO0 妹と本気のディープキスして堕とす 61 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 17 32 38.70 ID rzU0xYe0o 「おっ、これはなんか簡単そう」 …………いや、待て。これ普通にセクハラだな。 俺の中の価値観が急激に変化していくのを感じるがここはあえて無視することにしよう。 今回は予め電話で黒猫にアポを取るった 昨日の今日だし、とりあってもらえないということも考えられたからな。 「よう」 「よく私の前に顔を出せたものね」 うっ……なんだか黒猫が冷たい。昨日のことをまだ根に持っているんだろうか。 「き、昨日のことは済まないと思ってる。ゴミを取ってやろうとしたんだが、勢い余って――」 「言い訳はいいわ。私に用があるのでしょう? さっさと済ませましょう。私だって暇ではないのよ」 暇ではないと言いつつも、しっかり呼び出しに応えてくれるあたりこいつもいいやつなんだよなあ。 「じゃあ早速。おまえってさ、月に何回くらいオナニーするの? あ、もちろん性的な意味の方のだぞ」 と、実に爽やかな笑顔を浮かべながら下劣な質問をする俺。 黒猫は一瞬目を見開いたものの、すぐに平静を取り戻しいつもの表情に戻った。 「……あなた、まさかそんなことを聞くためにわざわざ呼び出したの?」 「おう! その通りだ!」 「…………何かおかしいものでも食べたの?」 まあ、連日に渡って奇行に走れば普通はそうなるよね。 「待て待て、俺は正気だ。これにはやむにやまれぬ事情があるんだよ」 「事情?」 「あー、その…………ええと……実はな――」 そうだ! こんな時こそ安価の出番だ! 上手い言い訳を考えてくれよ! 俺が黒猫にオナニーの回数を聞かざるを得ない事情とは? ≫63 63 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 17 38 24.17 ID SygvV/hso 麻奈実が自分がやりすぎじゃないかほかの人と比べたがってたから 65 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 17 44 45.40 ID 2QeLPzASo ≫63 麻奈実とばっちりwwww 66 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 18 17 04.29 ID rzU0xYe0o 「麻奈実が自分がやりすぎじゃないかほかの人と比べたがってたんだ」 「えっ?」 「聞こえなかったか? 麻奈実が――」 「い、いえ。聞こえたわ。……本当に田村先輩が?」 「ああ。自分で聞くのは恥ずかしすぎると俺に相談してきたんだ」 安価だから仕方ないとはいえ、我ながらひどい言い訳だ。 すまん、麻奈実。今度何か奢ってやるから許してくれ。 「で、俺がこんなこと聞けるのは黒猫、おまえだけなんだよ」 「じ、事情はわかったわ」 どうやらこの言い訳は正解だったようだ。 黒猫の反応と表情を鑑みるに、どの言葉かは分からないが、俺の言葉が黒猫の琴線に触れたらしい。 さっきと比べて黒猫の表情が柔和になった気がする。もちろん、そこまで大幅に改善されたわけじゃないが。 「おお! わかってくれたか!」 「ええ」 「……で、実の所何回なんだ? 麻奈実のためにも包み隠さず教えてくれると助かる」 「基本的にゼロよ」 「ええ、マジで!?」 「何を驚いているの。私がそんな不浄なことをするわけないでしょう。」 「まじかぁ…………ん? 基本的?」 「あ……じゃ、じゃあ私は忙しいからこれで」 「待て待て、露骨に慌てて帰ろうとするんじゃない。基本的にってどういうことだ?」 「うっ……」 じり……と黒猫が半歩後ずさる。『やってしまった』と黒猫の表情が雄弁に語っていた。 「基本的にってことはどういうことなんだ? ん? さあさあ、言ってみ?」 ここぞとばかりに黒猫を追い詰めていく。 これだよ! 俺がやりたかったのはこういうことなんだよ! 普段こいつらには振り回されてばっかりなもんだから、たまにはこんな復讐じみたことがしてみたかったんだよ! まあ、その内容が下ネタってのはちょっといただけないが今はこのえも言われぬ優越感に身を委ねることとしよう。 じりじりと後ずさる黒猫を壁際に追い詰める。 退路を断たれたことで黒猫もようやく覚悟を決めたのか、ようやく重い口を開いた。 「………………わ、私も経験がないわけではないという意味よ」 「……」 ここで茶化すようなことはせず、黙って黒猫の次の言葉を待つ。 「しょ、小説や漫画を描くにあたってそういうシーンを入れたくなって……で、何事もやってみないとわからないから……その、あくまでも資料の一つとして……」 可愛そうに。黒猫は半分涙目になっている。 ちょっとちくりときたが、今までの俺の心労や肉体的疲労を鑑みればこれぐらいは許されていいと思う。 そして、黒猫の台詞は、最後の方こそ日本語として怪しくなっていたが、「なるほど、そういうことか」と理解に足るものだった。 要は桐乃が携帯小説を書く際に行った取材と同じようなものだったのだ。 黒猫のことだ。自分の知らないものを知らないまま作品に登場させるのは我慢ならなかったのだろう。 さて、安価を達成した今、黒猫が我に帰る前にこの場を離れないとな。 どんな罵倒をされるかわかったもんじゃないし。 「そうか、よくわかったよ。ありがとな!」 「え、ええ?」 混乱する黒猫を置き去りにし、奇妙な達成感と少しの罪悪感を持って俺は帰路についた。 夏休み、二日目。昼パート 安価成功 67 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 18 19 34.03 ID rzU0xYe0o 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/24(日) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 安価実行完了だ! 何でも基本的にしないそうだが、経験は0じゃないそうだぜ! このままの勢いで次だあああ! ≫70 70 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 18 24 27.19 ID kub9ZEyao 今日一日全裸ですごす 71 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 18 24 28.68 ID RwuHnm7LP 今日は昨日の鬼畜と違ってわりとまともだなww 妹をハグして耳たぶを甘噛み 72 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 18 25 21.22 ID IZ/6nnKa0 妹に全裸の写メを送るよう要求する 73 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 18 30 42.10 ID MwAIFWEAO この中に妹が紛れていることは確定的に明らか 74 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 19 19 43.25 ID PUtyiVYJo きりりん回避の精度が神掛かってるなwwwwww 75 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 20 19 52.68 ID rzU0xYe0o 「いつのまにやら安価の対象が俺になってる!」 誰得? 誰得なのこれ? ……今日はもう部屋に引きこもっていよう。これが朝一発目の安価じゃなくて本当によかったぜ。 いそいそ服を脱ぎだす俺。 「……なんだろう。このえもわいれぬ開放感は」 このままだとなんだかいけない趣味に目覚めてしまいそうだ。 「念のため布団に入っておくか」 これでもし急にドアを開けられても問題ないぜ。 もぞもぞと布団にもぐりこみ、仰向けに寝転がる。 「……なんか違う」 さっき感じた開放感がまるでない。 布団に包まれているからだろうか、さきほどの気恥ずかしさから来る高翌揚や、誰かがドアを開けたら……というスリルから来るドキドキが全くない。 「駄目だ! 俺は布団から出るぞ!」 ガバ! と勢いよく布団から飛び出た所―― 「京介~、悪いけど買い物に――」 「あっ」 案の定、開かれるドア。 固まる俺とお袋。 「……京介…………あんた何してんの?」 「……あ、あははは。なんか今日暑くね?」 「……なんかごめんね。今日は買い物はいいわ」 そう言ってお袋は去っていった。 「…………桐乃じゃなくてよかった」 もちろん、本音じゃない。せめてそう思わないと涙を堪えられないだけだ。 当然、夕食は食べなかった。 夏休み二日目終了。 本日の好感度変動 沙織 +1 黒猫 +1 佳乃 -1
https://w.atwiki.jp/teamsatisfaction/pages/17.html
ここは鬼柳京介関連の用語集をまとめています。 第一期 フォーチュンカップ編(第1話~第26話) 初登場話 用語 第二期 ダークシグナー編(第27話~第64話) 初登場話 用語 第三期番外編 WRGP編1(第65話~第85話) 初登場話 用語 テーブルは 縦棒で 第三期 腹筋クラッシュタウン編(第86話~第92話) 初登場話 用語 87話 流石はチームサティスファクションのリーダーだ! 87話予告 忘れちまったぜ…満足なんて言葉 91話予告 この町に満足は訪れない!! 俺たちの満足はこれからだ! 第三期番外編 WRGP編2(第93話~) 初登場話 用語 ウェスト「さすがチームサティスファクション・リーダーの用語集だ!」 鬼柳「やめろ」 チームサティスファクション 「さすがチーム・サティスファクションのリーダーだ!」「やめろ」 リバースオブサティスファクション ハンドレスコンボ インフェルニティ